今回は… 管理栄養士・健康ウオーキング指導士
河上 恵梨子(かわかみ えりこ)さんです。
管理栄養士・健康運動指導士・アロマセラピスト等の資格を保有し、現在はフリーランスとして活動。生活習慣病の予防や重症化を防ぐための保健指導、企業の健康増進セミナーで講師なども務め、日本ウォーキング協会ではウォーキング教室、指導者のスキルアップ研修、歩育コーチのeラーニング講師として活躍中。
長年、減量や生活習慣病の対策が必要な方などを中心に、食事や運動の指導やサポートを行う仕事をしています。その中で、手軽に実践できるウォーキングに、多くの方が関心を持って取り組む姿を拝見してきました。とはいえ、取り組み方に無理が生じるとアクシデントにつながったり、健康を害してしまうことが懸念されます。そのため、人それぞれの体調やライフスタイルに応じ、安全に配慮し、ニーズに見合ったオーダーメイドのサポートが重要です。また、ウォーキングを継続していくには、ウォーキングにやりがいや楽しさを見いだすことも大切であることから、幅広くウォーキングのアドバイスができるようになりたいとの思いで資格を取得しました。資格を取得したことで、健康支援の場において、個々の状況に配慮したウォーキングの提案や楽しく継続するコツなど、より皆さんのお役に立てる知識を身につけることができたと感じています。
現在、日本ウオーキング協会にて、指導者向けのスキルアップ研修や歩育コーチのeラーニング講師を務めています。内容は「一生歩ける体を作る上での食事の大切さ」というもので、管理栄養士の資格も生かしながらお話させていただいています。運動全般に言えることですが、どんなにトレーニングをしても、基盤となる体のコンディションがしっかり整っていなければ良いパフォーマンスにはつながりません。
「食べたものが自分自身になる」からこそ、口にする全ての食べ物、飲み物に意識を向けることが大切です。食べることは生きる上での楽しみであったり、人間関係にも影響するなど、人生を左右する重要な行為です。日々、さまざまな健康情報が飛び交う中で、私たち指導者は常にその情報の真偽を見極めるスキルも求められます。すでに資格を持ちご活躍されている方は、さらなるブラッシュアップのため、ぜひ食事の知識をアップデートし、多くの方の健康維持・増進につなげていただけたらうれしいです。
これから資格取得を検討している方へ。一歩踏み出すと、見える世界は変わります。学びを深めることで、自分自身が変わっていく感覚をどうか楽しんでください。私も、これからさらに多くの方のお役に立てるよう、引き続き学びを止めず、精一杯努めてまいります。