今回は… 健康ウォーキング指導士
近藤 美子（こんどう よしこ）さんです。
学生時代から登山やハイキングが趣味のアウトドア派。子育てで中断していた登山を40代後半に 再開すると同時にスポーツバイクにも熱中し、海外に遠征してライドを楽しんでいる。健康ウオー キング指導士としては、JWAウオーキングリーダー養成講座のアシスタントをしながら、地元のウ ォーキングイベントの企画・実施を行う。さらなるスキルアップのため、歩育コーチの資格取得に向けて勉強中。
なぜ、資格を取得しようと思われたのですか。
母が生前、病気で長期入院をした時、退院して家に戻ると全く歩けなくなっていました。それでも、毎日少しずつ歩く練習を繰り返したところ、時間はかかりましたが歩けるようになったのです。その経験から、健康であればあまりありがたみを感じることのない「歩く」という動作が、実は人間にとってとても大切なもののだと実感したのです。その出来事が、ウォーキングについてしっかり学びたいと思ったきっかけです。資格取得については、横瀬の研修に参加した際、JWAの方から「今後ウォーキングを指導していくためには、健康ウオーキング指導士の勉強をして、資格を取得するのが良い」と勧められ、決心しました。自分が年齢を重ねても元気に歩ける体でいられることもそうですが、家族や友人など、周りの人にもずっと健康でいてもらうために、ウォーキングはとても大切であることを伝えていきたいと思っています
資格取得後、どのようにお仕事につなげていったのでしょうか。
地元である千葉県市川市で、仲間とともに健康イベントを企画しました。今後も資格を生かして、さらに地元に貢献していきたいです。また、趣味でスポーツバイクに乗っていますが、ウォーキングと自転車では使う筋肉が異なります。そのため、自転車を趣味としている人にもウォーキングを勧めたく、自転車学校を経営するプロと一緒に「Ride&Walk」を企画しました。Ride(自転車)はプロの講師にお任せして、私はウォーキングを担当します。このイベントは6月に長野県安曇野で第1回目を実施しますが、今後、全国各地で実施していきたいと考えています。
有資格者への啓蒙と、これから資格取得を考えている人へメッセージをお願いします。
健康ウオーキング指導士の資格取得には、かなりの時間と労力を要します。テキストを開くと、まるで睡眠薬を飲んだように眠くなってしまうので、勉強中は困りました。しかし、「新しいことを学ぶ」という体験にはとても喜びを感じます。それが健康につながるとなれば、なおさらです。少しでも自分のためになるように努力し、そして、できることならそれで得た知識を周りの人にも広め、皆さんがいつまでも健康で歩ける体を作るお手伝いができれば、自分も周りの人も幸せになるのではないでしょうか。
